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放射線科

PET-CT 業務内容

2021年9月末をもって休止しております。
再開時期は未定です。

当院に地域医療支援病院・大阪府がん診療拠点病院として医療機器・設備の充実によるベストな治療の提供する為、PET-CT装置を導入しております。当院はサイクロトロンを持たずデリバリーにて医薬品FDGを使用し検査実施しています。

安全かつ正確に行い画質を一定に保つ為核医学専門技術者の資格を持つ診療放射線技師が携わり、放射線科医によって適切な読影を実施しております。

PET(Position Emission Tomography)とは?

PET(陽電子断層撮影法)とは、陽電子を放出するブドウ糖に似た薬剤(18F-FDG)を体内に投与し、薬剤が臓器に集まる様子を撮影します。
撮影は1回20分前後。肉体的な苦痛がほとんどないラクな検査で全身の「がん」を探し出すこと が可能になりました。


悪性腫瘍の大部分は良性のものより、ブドウ糖を2~3倍多く取り込みます。このため、「がん」の早期発見に大変有用と考えられています。

がんの発育過程

「がん」は発生して1cm以上の大きさになるのに10年以上要するとされています。この潜伏期間に早期発見し、早期に治療することで「がん」の種類によっては100%に近い治癒成績を得ることが可能とされています。

がんの発育過程の図

PETは身体への負担が少なく安全な検査です

PET検査には放射性同位元素を使用します。PET検査を1回受けると約2.0mSv(ミリシーベルト)被ばくがありますが、これは日常生活において自然界から受ける被ばくの平均的な線量とほぼ同じです。2.0mSvの量で急性の 放射線障害が起きる可能性は一切ありません。

実効線量当量についての図

当院のPETーCTについて

当院に設置されているPET-CT装置はPET検査によって得られた画像とマルチスライスCTによる画像を重ね合わせることによって、より診断精度の高い画像を得ることができます。


CT画像

PET画像

PET-CT画像

保険適応疾患

  • ガン
  • 心サルコイドーシス
  • 大血管炎
  • てんかん(当院は実施しておりません)

当院 PETーCT検査の基本的な流れ

  1. 絶食 検査の5~6時間前は絶食 糖分を含むものは飲食しないでください
  2. 来院後、PET-CT室にて問診確認 説明後 着替えをしていただきます
  3. 検査の為の薬 18F-FDGを静脈注射します
  4. 安静 専用の個室で約1時間 安静にしていただきます
  5. 1回目撮影 PET装置のベッドに横になっていただきます 20分程度撮影します
  6. 再度個室にて30分程度安静にしていただきます
  7. 2回目撮影 PET装置のベッドに横になっていただき20分程度撮影します

入室から2時間半~3時間程度で終了致します。

PET検査を受けるときの注意点

ブドウ糖の代謝状態を正しくとらえるために、

  • 検査前5-6時間は絶食
  • 水や緑茶などは飲んでかまいませんが、ジュースやスポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は禁止です。
  • 血糖値が高いと検査の精度が低下する可能性があるので、糖尿病と診断されている方、普段から血糖値の高い方は、あらかじめ相談してください。
  • 体を動かすと使った筋肉に薬が集まってしまい、当日や前日に激しい運動などをすると、筋肉にくすりが集まってしまうことがありますので注意が必要です。

当院のPETーCT 読影 診断

診断には読影用WorkStationSyngoViaを使用。
PER-CT専用アプリケーションで画像処理を実施。
核医学専門技術者の資格を持つ診療放射線技師と放射線科医による確かな結果を提供します。

PET-CTドック、企業健診

当院ではPET-CTドック、企業健診を行っています。

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