2024年4月 病院長　小林 一朗

新型コロナウイルス感染症の位置づけは、2023年５月に「新型インフルエンザ等感染症（いわゆる２類相当）」から「５類感染症」になりました。これに伴い、感染防止対策と社会経済活動の両立を目指した様々な取り組みが再開されております。

病院におきましては、感染防止対策を維持し、平時からの新興感染症への体制整備を行いつつ、地域医療構想・働き方改革・医療DX・サイバーセキュリティ対策など、重要課題に取り組んでいくことが求められています。このような変革を展開する中で、当院の役割として地域包括ケアシステムを推進し、地域医療を支えている医療・介護・福祉に関わる方々や施設、行政を含めた関係機関との連携をより密接に行い、当院の特長を最大限に発揮していくことが基本であることは変わりません。この方針を進めることが、地域医療支援病院として当院がこれまで築き上げてきた役割と機能を一層充実させて、地域住民の方々への責任を果たすことになると考えております。

2024年度の当院の行動指針は「岐路に立つ、途中困難最後必勝」です。日本の少子高齢化はますます加速して行き、医療を取り巻く環境はさらに厳しくなることは自明の理です。このような逆境においても、覚悟を決めて最後まで諦めずにやりぬき、Very Best Hospitalの実現に向けて努めてまいります。

本年度もご支援ご指導のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。